北東京変電所と岩槻変電所8


変電所の敷地中程に変圧器があります。


西越谷変電所の変圧器は全部で3台です。
3台とも明電舎製の同じ変圧器です。


変圧器の前が変電所の事務所になっています。


変電所の東側は二次側送電線用のガス絶縁開閉装置がズラズラ並んでいます。


二次側は北側と南側からそれぞれ送電線を引き込んでいるのですが、
写真の横パイプ部分がその境目だと思います。


北側から引き込んでいる二次側送電線は、
大袋、山西、京西の各線で、
上から大袋線、山西線、京西線になっています。
そのうち山西線は栃木県の小山変電所から遠路はるばる来ている送電線で、
京西線とともにバンザイ鉄塔で有名だった鬼怒川線の残党路線です。
西越谷変電所新設に伴い、同変電所に寄り道するような形で、
鬼怒川線はこの山西線と京西線に分断されました。


引き下げ部は3段になった門型鉄塔で、
1路線につき1段使っています。


GIS変電所なので、引き下げ後はすぐ地中に入ります。


一方、南側から引き込んでいる二次側送電線は、
松原、吉川、荻島の各線で、
上から松原線、吉川線、荻島線になっています。
松原線は先の京西線とともに京北変電所と西越谷変電所を結んでいる送電線です。
線名で判断するとどこに行く送電線なのか分からないのが荻島線で、
東方の越谷市南荻島付近の変電所に行く路線かと思いきや、
西方の芝川線に合流すると言う、不思議な送電路線です。


南側から来る二次側送電線も、引き上げ部は三段の門型鉄塔になっていて、
一段につき1路線が使っています。


変電所東側の道路から見ると、
北側、南側の門型鉄塔を一緒に見ることが出来ます。
写真手前が南側です。

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