
各種地方鉄道の変電所
各地方鉄道には個性的な変電所があります。
TAKE1・上信電鉄

山名変電所は山名駅構内にあります。
通常の東電配電線から、CVTケーブルで引き込んでいます。
変電設備は新しくそんなに古い変電所ではないようです。

上の写真は2006年のものですが、
この写真はそれから14年後の2020年の山名変電所です。
周囲に家が増えたとか、フェンスが交換されたとか、
変電所建物が塗り直されたとかありますが、
変圧器などの機器は2006年と変化はありません。

上州福島の変電所です。
ここは東電の送電線から電線を引き込んでいて、
大容量の電力をまかなっています。
山名や南蛇井に比べると変電所設備も古く、
電化当初からの変電所かと思われます。
建物も文化財級の古い建物です。

建物脇(写真左)からは高圧配電線が、
正面(写真右)からは高圧き電線が出ています。

高圧配電線や高圧き電線はそのまま本線の電線に合流しています。
なお、上信電鉄は古レール利用の架線柱が多く、
緑に塗装されています。

今までの上州福島の変電所の写真は2006年のもので、
この写真は14年後の2020年の写真です。
建物の外壁が修繕されて綺麗になっています。

変電所の裏側です。
ここは2006年とあまり変わりなく、
鉄構2段目に断路器が配列されています。
手前にソーラーパネルがあることが、時代の流れを感じます。

2020年もき電線は変電所の建物から出ています。
き電線は2線で、そのまま山名駅方向と、南蛇井駅方向に分かれています。
なお、引き出し部に手動の断路器があります。
なお、変電所の建物中央に、上信電鉄の社紋があります。

一方、こちらは南蛇井の変電所です。
東電の配電線から電線を引き込んでいます。
大手民鉄では配電線の電力では足りないのですが、
地方私鉄だと余裕です。

変電所はパイプ造りの簡単な構造になっています。
変圧器も配電線で普通に使われる小型のものが多いです。

変電所の建物は山名と似ています。
ここの変電所はき電線の電力のみまかなっているようです。

上は2006年の南蛇井変電所ですが、
この写真は2020年のものです。
機器が一新されていて、
パイプのようなものは無くなっています。

建物は外壁が塗り直されていて、
扉も交換されています。
建物横の穴から電線を引き込んでいたのが、
鉄製のダクト引き込みに変わっています。
ただ、かつて電線を引き込んできた穴は残っています。
TAKE2・福井鉄道

ここは福井鉄道の神明駅付近なのですが、
なんだか電線ファンの心をくすぐるぐちゃぐちゃ配電線があります。
形的には、本線から変電所へ分岐している形になっています。

引込線は、変圧器を通り、地中に入ります。
隣の木造の建物が変電所です。

こちらは江端変電所。門型鉄柱は上の神明変電所に似ていますが、
配線はさほどごちゃごちゃしていません。
隣が変電所の建物ですが、こちらの建物も古いです。

田原町駅前の変電所。
こちらは新しく造ったようで、設備は綺麗で、ごちゃごちゃしていません。
普通の配電線から電気を引き込んでいるのが分かります。
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