廃電趣味

夜な夜な、とある廃工場に恐ろしい工場内配電線柱の霊がでるとか・・・。
川柳はびくびくしながらレポートに・・・。




つたに絡まった。電線・・・。訳のわからない形の鉄柱・・・。


電線は何もない所に向かっている・・・。


耐張碍子の先端にカバーがない・・・。くわばらくわばら・・・。


配電線柱たちがこっちを向いて何か訴えてくる・・・。


誰もいない工場・・・。
かつて、この配電線柱たちは工場の栄華を見ていたことだろう。


複雑に絡まりあった細い電線・・・。まるで死に行くようである。


不気味に笑うピン碍子配電線柱・・・。


彼らは何を思ってここにいるのか・・・。


彼らは知っているだろうか・・・。もうすぐ産業廃棄物になることを・・・。

取材から2年半後の2005年初頭、
彼らは本当に産業廃棄物となって消え去りました。

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