新野田変電所と新京葉変電所19


印西線引き上げ部分です。


印西線引き上げ部下に小型の計器用変成器、
後に遮断器、断路器があります。


手前は避雷器です。
6万6千ボルト二次側なので、全体的に機器が小型です。


横方向の母線の下に断路器が並んでいます。


遮断器を挟んで断路器があります。
断路器は一列に付き70基以上あるようです。


コンデンサは変圧器の前にあります。
コンデンサもミニタイプで、
土台の碍子部分も殆どありません。


後ろの方で新京葉線や印旛線の鉄塔が見えます。
ここから超高圧送電線の接続しているガス絶縁開閉装置まで600メートル程です。
大体上野駅から御徒町駅までの距離と同じです。
この変電所の広さを実感できます。
ちなみに東京ドーム5.5個分強の広さです。
大体新野田変電所と同じくらいの敷地面積ですが、
新野田変電所は大型ガス絶縁開閉装置を導入している関係で、
無駄な空き地が結構あるので、
変電設備の面積で考えると新京葉変電所の方が広いかもしれません。


コンデンサと変圧器です。
この特集をじっくりご覧になられた方はお気付きになられたかもしれませんが、
新京葉変電所の受水槽は、
超高圧送電線に接続するガス絶縁開閉装置の前に1つ、
変電所敷地中央部に1つ、そしてこの南東部に1つの計3箇所あります。


受水槽のバルブです。


南西側の変圧器です。
変圧器は4台あります。
何れも母線は地中になっているので、
変圧器上に電線はありません。


15万4千ボルト区域と変圧器の間の開閉は、
キュービクル式ガス絶縁開閉装置を使っているようです。


東側から来る送電線は北千葉線です。
2回線、2導体、27万5千ボルトの送電線です。
房総線と同じく、房総変電所と新京葉変電所を結んでいます。
昔は北総線と言っていました。


北千葉線は新京葉変電所入口付近から出ています。


北千葉線の引き上げ部です。
引き上げ部の鉄構をずっと辿ると、
さっきの東京東線と江東線の引き上げ部になります。

新野田変電所と新京葉変電所20

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