秩父鉄道大麻生変電所1
秩父鉄道は沿線にいくつかの変電所があるのですが、
大麻生変電所は秩父鉄道の変電所の中で一番最大規模の変電所です。
秩父鉄道の大麻生変電所は、
秩父鉄道大麻生駅から線路沿いに歩いて15分程度の所にあります。
大麻生変電所の建物です。
入口の看板は汚れていて、変電所名が分からなくなっています。
変電所の建物の割には引き戸が華奢なユニットサッシになっているので、
地区の集会場のように見えます。
大麻生変電所に受電している送電線は東京電力の秩鉄大麻生線です。
写真の1号鉄塔は分岐型鉄塔になっていますが、
かつては熊谷市街地の方へ送電線を分岐していたようです。
秩鉄大麻生線1号鉄塔の次は秩父鉄道大麻生変電所の鉄構になります。
引き下げてすぐ断路器になります。
手前には地絡検出器のホーンがあります。
断路器の後にある遮断器と計器用変成器です。
遮断器はヘッドが直立型のガス遮断器になっていて、
手前の制御盤横にガスボンベがあります。
ガス遮断器は1974年三菱電機製です。
断路器をもう一度通り、母線に引き上げます。
母線を5回線に分ける手前に計器用変圧器があります。
計器用変圧器は大きいタイプと小さいタイプの二つがあります。
母線を5回線に分けた後、また断路器になります。
そして、変圧器です。
変圧器は大麻生変電所の高圧配電線用1台、運転用2台、
三ヶ尻送電線用1台、小前田送電線(現在は車両区用)用1台の計5台あります。
写真の変圧器は小前田送電線用の変圧器です。
変圧器の後です。
大麻生変電所の運転用変圧器は変圧後、整流器を通ります。
小前田送電線と三ヶ尻送電線は変圧器の後、
断路器、油遮断器と計器用変成器を挟みます。
写真は小前田送電線のものです。
油遮断器は三菱電機製のタンク型油遮断器で、1974年製です。
1次側のガス遮断器と同時期に三菱電機から購入したものだと分かります。
こちらは三ヶ尻送電線です。構成は一緒です。
三ヶ尻送電線はその後すぐ地中に引き込みます。
ここから秩父鉄道の架線柱まで地中になっています。
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