お役御免な配電
色々な事情で現役引退した配電線があります。
TAKE1
とある工場の高圧引込線です。
電線は切られて下に垂れ下がっています。
碍子はどこの腕金にも接続されてなく、
宙ぶらりんの状態になっています。
スパンから考えて、この碍子は独立した電柱の腕金に支持されていたものではなく、
建物に取り付けられた碍子支持腕金に支持されていたのだと思います。
(ただ、現在はその痕跡が全く見られません。)
TAKE2
何も電線を支持していない懐かしい木柱です。
前後にこの木柱と同じ装柱の配電線柱はないので、
この木柱は独立した配電線路のものではなく、
単なる引込線の支持に使っていたものだと推測されます。
碍子は茶台碍子のようなものが使われています。
中には破損して欠けているものがあります。
TAKE3
電線が切られた木柱です。
ぶらーんと支線用の引き留め碍子が吊り下がっています。
TAKE4
配電線柱からの支線を支持していたと思われる木柱です。
地面に引き下げている支線はヘロヘロで、支線の役目は殆どありません。
TAKE5
これも木柱です。
垂れ下がった電線の支持に鋼心引き留め金具を使っているので、
この木柱は電話線の引込線支持に使っていたものだと思います。
TAKE6
電線防護管が沢山置かれています。
無造作に置かれているので処分するのだと思います。
その他にも色々配電機器が置かれているのですが、
この敷地は普通の民家で、電気工事会社ではありません。
腕金も置かれています。
本格的配電線装柱に使う腕金なので、
単なる電気工事店が置いたものではないと思います。
バンドや碍子も置かれています。
どうせ捨てるなら是非欲しいのですが・・・。
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