構内配電線(不特定)1

ここは興味深い構内配電線を紹介するコーナーです。
「あの場所の配電線だな。」とお分かりになる送電ファンの方もいらっしゃると思いますが、
諸事情で場所や区間等は「秘密」とさせていただきます。



TAKE1


「A」の配電線です。
四角い変圧器が3台(後に隠れてもう1台あります。)あります。
配線が絡み合っていて分かりにくいのですが、
メインの本線は地中に引き下げています。
変圧器への線は本線から分岐した引き下げ線で、
何れも単相交流の変圧器なので、
3相それぞれの線から2相を取り出して接続しています。


「A」の配電線の碍子はピン碍子もあるのですが、
最近、大部分の碍子を中実碍子に変えたようです。
その証拠に高圧線を示す赤ラインが省略されています。


2回線を横配列にしています。
下に木々がある関係だと思います。


この配電線柱の下の2回線は開閉器の先で電線が切られています。
碍子をわざわざ新しくしているので、
新規に高圧線を分岐させるのだと思います。


耐張碍子の先端カバーは簡素タイプが多いのですが、
たまに縁まわし出来るカバーのものもあります。


3台の四角い変圧器に電線を引き下げています。
ここも最初の写真の配電線柱と同じように三相から単相を取り出して接続しています。


多回線の配電線です。
上段4回線、中段2回線、下段2回線の計8回線です。
全部で24本の電線があるので、
引き下げ部もごちゃごちゃしていて分かりにくいです。


下段2回線はすぐ終わってしまい、
再び地中に引き下げてしまいます。
先端カバーの無い耐張碍子が殆どですが、
中段の1回線だけ電線が太い関係かカバーがあります。
上段の4回線は何故か1回線だけ開閉器が取り付けられています。
開閉器を通している回線はジャンパー線をボルコンで接続しているのですが、
これも中段の太い1回線はコネクターになっています。


全回線引き通しの配電線柱はまさに「鳥居」のようで、
すべてピン碍子で支持しています。
この配電線は18本の電線を支持しているので、
前後腕金の碍子を合わせると全部で36個も使っている事になります。


下の2回線の太い方から変圧器へ引き下げ線が分岐しています。
ここも太い線だけ耐張碍子のカバーがあります。


上の4回線のうち両端の2回線及び、
下の2回線から地中に電線を引き下げています。
上段1回線だけ耐張碍子になっていて、
ここは耐張碍子のカバーがあります。
回線が多いとなかなか全回線の装柱がそろわないですね・・・。


変電所や鉄道架線で使うようなビームを使った大袈裟な配電線柱です。
でも碍子はピン碍子です。


ビームを使った配電線柱は数基あります。
写真の配電線柱はやや電線の向きが変わるので、
その張力に対応出来るよう、
向きの内側にあたるコンクリート柱には支柱が設けられています。

構内配電線(不特定)2

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