JR日野変電所
JR中央線日野駅そばにあるJR日野変電所の特集です。
高幡線37号鉄塔から送電線が分岐しています。
送電路線名はJR日野線です。
鉄塔は5基+変電所接続1基の計6基だけの短い送電線です。
JR日野線は2号鉄塔のみ懸垂碍子で、
その他は耐張碍子になっています。
1号鉄塔から3号鉄塔までの間は、
鉄道総研土木実験場の上を通っています。
実験場敷地内のあちこちに「送電線に注意」の看板があります。
土木実験場事務所のプレハブの階段手すりにも、
「送電線に注意」の看板が取り付けられています。
3号鉄塔と写真の4号鉄塔の間でJR中央線の線路の上を交差します。
JR日野線5号鉄塔です。
下にJRの保線作業場があるので、
注意を促す旗を取り付けるワイヤーを、
鉄塔から吊り下げられた腕金で支持しています。
なお、旗のワイヤーは5号鉄塔手前のコンクリート柱から始まっています。
そして、JR日野変電所引き込み部の6号門型鉄塔です。
旗のワイヤーは6号鉄塔下のコンクリート柱に取り付けられていて、
あわせて「送電線に注意」の看板も取り付けられています。
6号鉄塔で引き下げた後、
すぐ断路器になります。
断路器は東京電力ではあまり使わない、
ヘッドが箱状になっているタイプです。
断路器操作ハンドルがよく見えます。
遮断器はガス遮断器です。
このガス遮断器は前後で形状が異なります。
そして、再び断路器です。
断路器を通った後、母線に接続します。
母線に接続する直前に避雷器があります。
母線が東西方向から南北方向に変わる地点に計器用変圧器があります。
そして、また断路器と遮断器を通り、変電所建物の中に引き込まれます。
建物引き込み部の断路器と遮断器は新しいです。
変電所の建物は古い無骨な建物ですが、
建物下部だけ綺麗に塗装されています。
かつては3回線に分けて引き込んでいたような形跡が建物にあります。
母線終端部の鉄構です。
この変電所の鉄構柱は何れも円錐になっています。
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