極力多くの電線を支持した工場配電線

工場内配電線は魅力的な物が多いのですが、
特に沢山の回線を支持している配電線は、
ごちゃごちゃ感があって素晴らしいです。




とある工場の配電線です。
ごちゃごちゃ感と、やたら小さい開閉器が魅力的です。


この配電線は一見、4回線に見えるのですが、
2回線が支持できる碍子で2回線支持しています。
写真左下の回線以外は2回線支持なので、
合計5回線になっています。


中国電力の配電線が平行して通っています。
中国電力の電柱の方が背が高いです。


ここは左右で碍子の位置が微妙にずれています。


そして、耐張碍子も1回線以外は、
2回線支持用になっています。


左右2本で10回線を支持しています。
左側の電柱は2回線支持で、
上は2回線支持できる碍子で1回線支持しているのに対し、
下はピン碍子になっています。


最初の写真の配電線の後ろに別の配電線があります。
この配電線柱は新しく、
腕金やGWキャップがピカピカです。


この配電線は4回線ですが、
更に回線が増やせそうな腕金があります。
これは設置当初、最初の写真の配電線と繋がっていた名残です。


手前の2回線の中国電力の配電線に被って分かりにくいですが、
腕金で繋いだ2本の電柱で電線の向きを変えています。
この配電線柱から3回線に減ります。


その配電線柱から出ている支線はなんと建物に接続されています。


その先も中国電力の配電線と平行します。
GWキャップは東京電力と同じタイプが使われていますが、
中国電力管内は場所により東京電力型のGWキャップが使われているので、
珍しくはありません。

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