ちょっぴり魅力な鉄道変電所
鉄道変電所は普通の電力会社の変電所にはない魅力があります。
西武鉄道の正丸変電所です。西武秩父線の正丸駅すぐ横にあります。
「ただの小さい鉄道変電所じゃないか!!」と憤慨される方もいらっしゃるかと思いますが、
実はこの変電所、日本初の凄い変電所なのです!!
この変電所には西武鉄道ご自慢の環境配慮型蓄電装置があるのです。
西武秩父線は単線で本数の少ない路線なので、
回生ブレーキ車がブレーキをかけて架線に電気を戻しても、
それを吸収する電車が無いため、
回生失効になってしまうのですが、
環境配慮型蓄電装置を導入することでその電気を蓄積することが出来るようになり、
常時回生ブレーキ車が走らせることが可能になりました。
回生ブレーキ車が常時運転されれば、
大幅なエネルギー削減が出来ます。
何だか古い建物ですが、
東急世田谷線の変電所です。
東急世田谷線の変電所は上町駅構内に1箇所あります。
東急世田谷線は600Vなので、
普通の配電線を引き込んでいると思われます。
近江鉄道の変電所です。
左側を見ると引き込みはただの配電線のようですが、
変圧器は結構立派なものを使っています。
こちらは富士電力区三島変電所です。
現在は富士電力区が三島電気区に変わっているようです。
三島変電所に接続している送電線です。
JR三島線と言う路線名です。
接続している鉄構です。
鉄構の複雑さに対して、電線が少なめです。
鉄構ビーム上に断路器が、
下に遮断器があります。
右手はJR東海道新幹線、左手はJR東海道本線で、
この変電所はその両線に挟まれています。
ただ、供給はJR東海道本線だけです。
遮断器を通った後、
鉄構横の変圧器に接続されています。
調相設備です。
右手前の建物はPCB汚染物保管庫です。
ここの変電所の建物も古いです。
建物から引き出されている直流電線です。
建物の中には変圧器や整流器があると思われます。
引き出された直流電線は断路器付きの門形鉄柱を通った後・・・、
JR東海道本線の直流電線に接続しています。
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