おもしろ鉄道架線柱2

都電荒川線の鉄柱です。
昔は門型鉄塔になっていて、
送電線を支持していました。
現在、送電線は廃止となり、
上部の部分は切り取られています。

この鉄柱が建てられたのは明治44年です。
明治44年は巣鴨新田〜飛鳥山間が開通した年です。
100年間よく残ったと言う感じです。

一方、都電荒川線でよく使われている、
管型架線鉄柱は昭和50年前後に建てたようです。

JR横須賀線の架線鉄柱です。
札の印刷が剥げていて設置年月が分からないのですが、
大正14年の電化当初からのものと思われます。

東急の古い架線鉄柱です。
東急の場合、新しい鉄柱に紛れてたまーに古い鉄柱があります。
しかし、東急は鉄柱に銀ピカ塗装をすることが多く、
塗りなおし直後だと新品に見えて見分けが付きにくいです。

京成電鉄の鉄柱です。
昔は門型鉄塔で送電線を支持していました。
ビームは近年のもので、昔は単ビームでした。

京急の場合、
比較的近年の鉄柱も昔からの鉄柱もかご型で非常に見分けが付きにくいのですが、
写真の鉄柱はビームの形状で古いことが分かります。

トンネル前にある京急の鉄柱です。
この鉄柱は全体的に細く、傷んでいるので古いことが分かります。

高架化工事をする前の京急本線梅屋敷〜大森町間です。
高架化工事で近々撤去する予定だったので、
古い鉄柱が残存していました。
かつては2〜3基おきに門型鉄塔になっていて、送電線も支持していました。
ビームは所々交換されていて、
交換したものは京急独特の緑塗装がされていませんでした。

京王電鉄のやたら頑丈そうな鉄柱です。
リベットのボツボツが目立ちます。
この鉄柱もかつては門型鉄塔で送電線を支持していました。

この鉄柱(写真手前)は見た感じ新しそうに見えますが、
実は古い鉄柱です。
やはりここもかつては門型鉄塔で送電線を支持していました。
送電線を支持していた鉄柱は頑丈な構造をしているので、
結構長年にわたって使われることが多いです。

高架化工事をする前の西武池袋線石神井公園駅周辺です。
武蔵野鉄道時代からの鉄柱が結構残っていました。
武蔵野鉄道の鉄柱は近年のかご型とあまり変わりなく、
塗装を塗り直しているものは近年のものと見分けが非常に付きにくく、
札で判断するしかありませんでした。
かつてはここも大体1〜2基おきに門型鉄塔になっていて、
送電線を支持していました。

西武新宿線に見られた鉄柱です。
旧・西武鉄道時代からのもので、
小田急の鉄柱とほぼ同時期に建てられたため、
形状がよく似ていました。
昭和50年代後期から平成初期にかけて一斉にコンクリート柱に交換されて激減したのですが、
それでも所々で残存していました。
しかし、それも鋼管ビームのコンクリート柱に交換されつつあり、
もう殆ど絶滅に近いです。
写真の高田馬場駅周辺も神田川橋梁架け替え工事の関係で、
交換されてしまいました。

東武と言えばこのプレス鉄柱です。
路線、区間によって斜材(トラス)の太さが微妙に異なります。
東武本線系統は北部ローカル線を中心にまだ残存していますが、
東武東上線系統は絶滅寸前です。
川柳五七の電線のページ2へ戻る
川柳五七の電線のページトップへ
たわたわのぺーじトップへ

|