秩父鉄道秩父変電所2


先ほどの変圧器の前に分岐する線があり、
変圧器後ろの鉄構で再び2回線に分かれます。


1回線はこの機器に繋がっています。
この形の機器は見たことないのですが、
回路の位置から考えると遮断器だと思います。


もう1回線は手前でこの機器への線を分けます。
上の半円状の飾り(?)でご想像がつく方もいらっしゃるかと思いますが、
この機器は「日新電機製」です。
この機器の銘盤を見ると、
やはり「計器用変圧変流器」と書かれています。
秩父鉄道は西武鉄道みたいに「明電舎に統一!!」と言うことはせず、
そのときそのときで発注先メーカーを変えているようです。


そして、遮断器を通るのですが、
遮断器は明電舎製です。
メーカー、バラバラですね・・・。
遮断器を通った後、計器用変成器を通り、
後ろの変圧器に接続します。


2回線ともそれぞれの変圧器に繋がっているのですが、
そのすぐ後ろ(写真手前)に整流器もあります。
この整流器でき電線用の直流電気に変えます。


変電所の建物は古そうです。
建物から直流き電線が3本出ています。


直流き電線はこの架線柱に繋がっています。
き電線3本のうち、2本は武州中川駅方向、
1本は親鼻駅方向に繋がっているのですが、
両方向とも、(秩父鉄道独特の??)3本のき電線に分かれます。
き電線を3本に分けるのは、送電ロスを少しでも無くすためでしょうか?
なお、高圧配電線は地中から引き上げていて、
開閉器を通った後、
武州中川駅方向、親鼻駅方向それぞれ1回線ずつ分かれます。



おまけ


変電所建物横には電灯の笠が逆さまに置かれていました。


長幹碍子もごろっと・・・。

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