新座変電所と武蔵野変電所2


二次側から出ている架空送電線は2路線あります。
先ずは複導体2回線の片山線です。


片山線引出部分下には冷却クーラーが沢山あります。


片山線最初の鉄塔です。
下の2回線が片山線です。
上の単導体2回線は武蔵野連絡線です。
この鉄塔だけ2路線が併架されています。


片山線は新座変電所と武蔵野変電所を結んでいます。
この送電線、電線がなんとなく太いような気がしますが・・・。


武蔵野連絡線はこの鉄塔に繋がっています。
この鉄塔が武蔵野連絡線の終点です。


この鉄塔をよく見ると、
武蔵野連絡線(手前の線)はここでプッツリ電線が終わっていて、
この先の線(写真右に行く線)、つまり武蔵野線に繋がっていません。
新座変電所にも引き込んでいないので、
武蔵野連絡線は今休止中なのかもしれません。


武蔵野線の方は地中から引き上げています。


引き上げた後は片山線と同じく武蔵野変電所へ向かいます。
武蔵野線は銀林みのる氏の小説、
「鉄塔 武蔵野線」のモデルになった日本一有名な送電線です。
この小説は少年たちが色々な体験をしながら武蔵野線の追跡を行うと言う、
「面白い!」と言う人と「つまらない」と言う人がはっきり分かれる内容の小説です。
武蔵野線はかつて東京電力中東京変電所から武蔵野変電所を結んでいたのですが、
三路線に分割されてしまいました。
なお、小説内の変電所や発電所の名称は架空のものになっています。


新座変電所から出ている送電線はあと2路線あります。
何れも地中線です。
この2路線は新座線のガス絶縁開閉装置に対して
直角にあるガス絶縁開閉装置から出ています。
よく見るとガス絶縁開閉装置の管の下から出ている線があります。


先ず一番北側から出ているのは城北線1番です。
城北線は新座変電所と豊島変電所(東京都豊島区サンシャインシティ地下)を結んでいる、
3回線の地中線です。


城北線1番の隣では城北線2番を引き下げています。


その隣が北武蔵野線1番です。
北武蔵野線は新座変電所と練馬変電所(東京電力練馬営業センター内)
を結んでいる3回線の地中線です。
北武蔵野線1番の隣は城北線3番です。


一番南側では北武蔵野線の2番と3番を引き下げています。

新座変電所と武蔵野変電所3

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