東北電力管内の配電用変電所
2カ所だけですが、
東北電力管内の配電用変電所をご紹介致します。
変電所は大きく分けて、
超高圧変電所、一次変電所、中間(二次)変電所、配電用変電所があります。
発電所で発電した電気は、長距離電気を送るため、
最初は超高圧になっています。
それを超高圧変電所から順々に電圧を下げていきます。
最後、配電用変電所で配電用電圧の6600Vまで下げます。
配電用変電所の一次側(入る方)は送電線ですが、二次側(出る方)は配電線です。
つまり、配電用変電所は送電線と配電線の境目にある変電所です。
需要家にとって一番身近な変電所が配電用変電所と言えます。
弘前市のとある配電用変電所です。
計器用変成器の後ろに並ぶ断路器と、横には遮断器があります。
配電用変電所でもガス絶縁開閉装置化が進んでいますが、
やはり、基本はこのような在来型変電所です。
これこそ、「変電所」と言えます。
この変電所は昔からあったと思うのですが、
機器類は比較的新しいです。
遮断器の各パイプにあるセンス札もはっきり識別できます。
メインの変圧器です。
変電所は電気の電圧を変えるところなので、
これが無くては変電所とは言えません。
東北電力管内の中泊町にある、中里変電所です。
素朴な感じがします。
送電線は2回線を引き込んできますが、
東側の1回線は単独の鉄塔を挟んでいます。
引き込み部分です。
コンクリートをビームで渡した質素な感じになっていて、
上には避雷用の線が張られています。
東側の1回線は、手前から避雷器、遮断器を通り、
西側の1回線は西側から避雷器、遮断器を通ります。
双方の回線は断路器を挟んで繋がり、
奥の計器用変成器と、東端のブッシングによる地中引き込みとに分かれます。
再び地中から引き上げた線は、
入り口手前にある変圧器に接続されています。
こぢんまりとしていて古い変電所建物です。
変電所建物内から引き出された2回線の配電線が、
一般の配電線路に接続されています。
小さい変電所ですが、地域には重要な変電所です。
入り口周辺に停車してあった、東北電力の自動車です。
事業用とは言え、日産のエクストレイルが使われていて、
格好良いです。
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