遮蔽線付きの配電線柱

交流の送電線で問題なのは、コロナ放電があることです。
ある程度鉄塔の高さを高くして離隔距離を確保したり、
導体を複数にしてコロナ放電が発生しにくい状態にしてはいるのですが、
完全にコロナ放電を無くすことは出来ません。
送電線の下に通信線があると、
そのコロナ放電で通信障害が起こることがあります。
それを防止するために、遮蔽線を設けている所がたまにあります。




遮蔽線付きの配電線柱です。上には送電線が通っています。
この配電線柱は通信線も併架しているので、
遮蔽線を設けています。


コロナ放電の電気はさほど多くないので、
遮蔽線の支持に碍子は使っていません。


下の高圧配電線が耐張碍子でも、
遮蔽線は引き留め金具を使わないことがあります。


遮蔽線終端部です。


別の場所の遮蔽線です。
ここは下の高圧配電線支持が引き通し碍子なのに対し、
遮蔽線は引き留め金具を使っています。


遮蔽線の引き留め部をよく見ると、
アース線が出ていることが分かります。


2回線配電線の遮蔽線です。
ここの遮蔽線の腕金は短めです。

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