
江東変電所と葛南変電所2

仕方なく、周囲のアパートにお邪魔して3階の位置から撮影しました。
変電所と船橋センターの建物の間にマイクロ波アンテナがあります。

変圧器は5台くらいあるのですが、
北側に大型と中型の変圧器があります。
中型の変圧器は冷却ファンが沢山あるタイプです。
変圧器の前にはコンデンサとリアクトルがあります。

コンデンサと直列リアクトルは上にカバーをかけているタイプです。
狭い場所に密集してあります。

コンデンサと直列リアクトルの前にも変圧器が3台あります。
こちらは北側の変圧器より小さいタイプです。

下総変電所はGIS化されているので、
すべてガス絶縁開閉装置です。
下総変電所はそこそこ広いのですが、
コンデンサとリアクトルが結構場所を占有してしまっているので、
在来方法では間に合わないようです。

2次側は4路線の架空送電線で出ています。
西側(写真奥)から市船線、市川千鳥線、京葉港線、海神線の順になっています。

引き上げの門型鉄塔のうち、一番西側の1基は、
船橋センターの建物の真ん前にあります。

4路線は2路線毎の鉄塔にそれぞれまとめます。

引き上げ部分はいずれも上の2回線が直接引き上げるのに対し、
下の2回線は、1基鉄塔を通った後、
上の2回線の鉄塔の下に入る形になっています。
市川千鳥線は市船線の下に、
京葉港線は海神線の下に併架となります。

市船線(写真右)と海神線(写真左)は数百メートル程一緒のコースを行きます。

しかし、市船線は西に進路を変えて、
両線が分かれます。

海神線は京葉港線とともに南に行きますが・・・、

すぐに上の2回線の海神線は東方向に送電線を分岐します。
分岐側の方が海神線で、海神変電所まで繋がっています。
南に真っ直ぐ行く線の路線名は不明です。
・・・と言うのは、海神線が分かれた後の鉄塔名は、
下の2回線の京葉港線になってしまうからです。
ただ、この上の2回線の不明線はすぐに終わってしまいます。
一方、下の2回線の京葉港線の方は特に「○○変電所に行く路線!」と言う路線ではなく、
京葉工業地帯の各工場や配電用変電所にこまごま供給する路線となっています。
ただ、途中、運河を横断したり、地中区間があったりと、
結構変化に富んだ送電線路になっています。
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