新多摩変電所と西東京変電所18




西東京変電所と北多摩変電所を結ぶ西北線です。
多摩川を渡る手前で短距離送電線の稲城線を下に挟みます。
多摩川を渡る手前の鉄塔は上の西北線、
下の稲城線共にドナウ配列になっています。
このダブルドナウ鉄塔で西北線は東側に、
稲城線は西側に分かれます。


稲城線は北多摩変電所の南西側から出ています。
多摩川を渡るため、2号鉄塔もドナウ配列になっています。


その鉄塔下の看板です。
鉄塔君・・・、何を言いたかったのでしょうか??
「あぶない!・・・です。」


稲城線は門型鉄塔から引き上げられています。


稲城線は地中から引き上げられているのですが、
引き上げ後すぐに分岐してまた地中に入る送電線があります。
北一水再生センター線です。
北一水再生センター線は北多摩変電所の東側にある、
北多摩一号水再生センターの変電設備に繋がっています。


一方、西北線は多摩川を渡り、ドナウ鉄塔を通ります。
この鉄塔で4導体から2導体になります。


そして、回線毎の門型鉄塔を通り、
北多摩変電所の建物に引き込まれます。


建物には大きなブッシングで引き込んでいます。


西北線のガス絶縁開閉装置などは屋内にあるのですが、
避雷器だけは外にあります。


北多摩変電所は屋内変電所なので、
殆どの機器を見ることが出来ません。
架空送電線は港北線と稲城線しか見られませんが、
新宿変電所に繋がっている新宿線、
東新宿変電所に繋がっている東新宿線の2路線の地中線が出ている他、
多摩変電所からの国分寺線も地中で引き込まれています。


ただ、調相関係の機器は屋外にあります。


コンデンサも外にあります。

新多摩変電所と西東京変電所19

川柳五七の電線のページ1Rへ戻る

川柳五七の電線のページトップへ

たわたわのぺーじトップへ