東京電力・電気の史料館9

7、配電線


東京麹町にあった、「第一電燈局」の配電盤です。
東京大学所蔵のレプリカですが、
当時の発電所の配電盤の様子がよく分かります。


「第一電燈局」の発電は、
ブラッシュ式直流発電機が使われていました。


日立製作所の5kVA第一号変圧器です。
明治43年製だそうです。


変圧器の中です。
今のものとあまり変わりはなく、
当時の技術の高さを思い知らされます。


一見これ、何?と思ってしまいますが、
インテリアではなく、水銀整流機です。


エジソンの蓄電池です。
要はバッテリーですね。


昭和初期のBS自動開閉器です。
見た目が変圧器に見えます。


単相変圧器です。
戦時中にこれが標準規格になり、
昭和26年まで使われました。


昭和初期の配電箱です。
構造はかなり簡単です。
意外と戦前は地中線が多かったそうです。
日本に架空電線が多くなったのは、
戦後復興を急いだためだそうです。


開閉器塔です。
どういうわけか「文化塔」と呼ばれていたそうです。
今の地中線の開閉器箱に比べるとかなり大きく、
屋根まであります。


開閉器箱の中です。
下に変圧器があります。


最近、再び配電線の地中化が進んでいます。


現在の地中線の配電箱の中ってこうなっているのですね。

東京電力・電気の史料館10

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