
東京電力・電気の史料館4
4、水力発電
火力発電コーナーの次は水力発電のコーナーです。
ここら辺から送電ファンのお楽しみが始まります。

日光金谷ホテルで使っていた発電機です。
このホテルは昔、自家水力発電を行なっていたそうです。
でっ!!この発電機!!送電ファンが見ると数時間見ても飽きません。
ゆっくり見たいところですね。

注目はここ!
この発電機から出ている電線です。

うわー!この古いピン碍子がいいですね。
「碍子(ガイシ)」とは電線を支持する陶器類のことで、
電気を絶縁する役目もあります。
「ピン碍子」はその中でも昔からあるピン状の碍子の事です。

電線はメータの方に繋がっています。
「ああ、メータに繋がっているのか・・・。」
で終わってしまったら、ただの一般見物客です。
送電ファンはどこに繋がっているのか興味を持たないと!!

メータの後ろを見てみます。
変電機器があります。
変電機器の中の碍子もイカしています。

古い機器なのでどれがどれがか分かりませんが、
絶縁ブッシングがワクワクさせます。

横軸フランシス水車発電機です。
水力発電の水車は縦軸と横軸があり、
水車と発電機を結ぶ軸が横になっているのが横軸です。
フランシス水車とは水の流れと水圧の両方の力でまわる水車のことです。
この横軸フランシス水車発電機は、
日光第一発電所で1918年から1989年まで使っていたそうです。
結構長期間使えるのですね。

横軸フランシス水車発電機の発電機部分です。
「1号発電機」の琺瑯看板がいい味出しています。

で、これが横軸フランシス水車です。
一見大型タイヤに見えます。

猪苗代第一発電所で使っていた水圧鉄管(導水管)です。
結構薄いのが分かります。

で、これが猪苗代第一発電所で使われていた水車(ランナ)です。

信濃川水力発電所で使われていた縦軸フランシス水車発電機です。
高さが高くて全部写真に収められませんでした・・・。
この写真はランナ部分です。

縦軸フランシス水車発電機の上の発電機部分です。
縦軸水車はかなりの高さになります。
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