電線ネタ集A2

TAKE6、交流電化の碍子


JR常磐線の藤代から北は交流電化なのですが、
交流区間の碍子は直流区間に比べてものものしいです。
直流は2個または1個の碍子で十分なのですが、
交流は3個以上の碍子で支持されています。


負き電線など直流電化では見られない特殊な線がビームの上を通っています。
負き電線は通信誘導障害を起こさないためにある線で、
車両からレールに流したマイナス電気(変電所に戻る電気)をブースタートランスで吸い上げ、
負き電線に流しています。
負き電線はトロリー線近くにあるので、
通信誘導障害が起こりにくくなります。


こちらはJR上越新幹線の送電線です。
懸垂碍子は5連になっています。
それでも万が一の地絡事故(電気が碍子で絶縁しきれない事故)に備えて、
碍子上部から地絡保護地線に電線が接続されています。

TAKE7、新幹線の変電所


埼玉新都市交通沼南駅付近にて。
JR東北新幹線の高架から下の変電所へ無数の電線が繋がっています。


ここの変電所の敷地は比較的ゆったりしています。

TAKE8、環境塗装鉄塔


環境塗装鉄塔はあちこちで見られます。
色は写真のような水色(やや緑みが入っている)が多いようです。
写真の鉄塔の下の回線は地中へ送電線を引き込んでいます。


上の写真の次の鉄塔です。
上の回線も地中へ引き込み、ここから先は完全地中区間になります。

TAKE9、多方向から電線を引きこむ建物


この波形スレート板の建物は、3方向から電線を引きこんでいます。
そんなに電気が欲しいのか!?

TAKE10、新旧対比


手前の古い低圧引込線柱と、
新しく引き込む予定のD型腕金高圧線柱のコントラストが素晴らしいです。

TAKE11、門型鉄塔


東急田園都市線線路の上にある門型鉄塔の送電線です。
懸垂碍子がかなり長いです。
鉄塔最上部真ん中に三角に組んだ腕金がありますが、
架空地線は支持していません。
昔はかなり鉄道線の上を通る送電線があったのですが、
コンクリートトラフ収納や地中化、
送電線の廃止などで今は殆ど見られなくなりました(特に関東地方)。

TAKE12、工場に行く1回線送電線


山の中の1回線の送電線です。


上の送電線の変電所です。
工場の変電所なので、独特な雰囲気がします。

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