整飾とは
整飾とは地図の枠である図郭を表示して、地図を読図する上で必要な情報を、
図郭の外に表示して、その内容などを整えることを言います。
整飾していない地図は見ることが出来ても読むことはできません。
我々地図趣味者なら、整飾がなくても暗黙の了解で読むことができるかもしれませんが、
地図を使う人全員が地図趣味者な訳ではないので、
地図の見方、地図で使っている記号の説明、図法、
地図の場所や位置など事細かに表示しなければなりません。
なお、この整飾に関しても規定が定められています。
1、読図
一般的な感覚だと、地図は「見る」ものと思われがちですが、
地図は「見る」ものでなく、「地図に描かれている情報を読みとる」ものです。
つまり、地図を見ても情報を読み取れない場合は、
その地図の品質価値はゼロと言うことになります。
整飾は情報を読み取る上の補助的な役目があると言えます。
2、整飾図例
整飾図例とは、整飾の文字や表示位置を表示し、
説明を付けた記載例のこと(整飾マニュアル)です。
国土地理院発行の地図の図式には付録として、
この整飾図例が必ず1枚添付されています。
3、整飾の移動等
地図の図郭の外が狭く、
地図の凡例(後述)などが整飾図例どおりに表示できない時は、
移動させたり、省略することができます。
ただし、必要な情報は省略してはいけません。
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