月鏡徒然草・09年01月〜03月

どうやったら1日100回も更新?(2009年3月29日)
 なんかしょこたんがブログを1日100回更新したとかなんとかニュースがありましたが、
「なんじゃあそりゃあ。」と言う感じです。
100回も更新するネタと暇があると言うのが不思議でなりません。

 この日記は「よくこまめに更新している」と思いつつも、
「1日1回更新すれば上等」程度でやっています。
・・・実を言うとあまり日記はサイトとして重要視してなく、
日記の更新よりもコンテンツの更新や新曲作成に力を入れています。
 よく「この日記が更新されたかどうか」毎日のように確認される方がいらっしゃるのですが、
そんなに確認しても意味はありません。下手すると半月未更新もあります。
この日記は日記と言いながら日記ではなく、
サイトの補足事項や弊サイト作者の思いどころを徒然に書いただけのものです。
それに、「不必要な記事」とか「我ながらおかしい記事」はすぐ消したりするので、
あまりこの日記に書いてあることを真剣に受け止めない方が良いと思います。
この日記は「皆さんにご覧になって貰う」ことを前提にしている日記ではなく、
「まあ、たまたまこのページを開けた方がちょこっとご覧になる。」程度でやっています。
(それにサポーターさまの大部分も、
「ヤローの日記などどうでも良い。」と思っていると思います。)

 そして、いつも言っているのですがこの日記をブログ化するつもりは全くありません。
HTML式の日記をわざわざ見難いブログにするサイト管理人の考えはよく理解出来ません。
単なる「ブームだから」と言って飛びつくのは本末転倒です。
閲覧者のことを考えていない証拠です。
(サイトを忙しくて更新出来ないため、サイトを閉鎖してブログにしたとかなら分かるのですが。)
WBCに便乗できればね・・・。(2009年3月26日)
 ワールドベースボールクラシックで見事日本が連覇を達成しました。
(都合で遅い記述になりましたが・・・。)
韓国相手に最後までハラハラさせてくれましたが、何とか勝って良かったです。
(マウンドに韓国の太極旗を立てられると言う屈辱はもう二度と見たくなかったので。)
それにしても決勝に残ったのは両方ともアジアの国で、
本場のアメリカやキューバなどの国がいないと言うのは、
アジア流の緻密で計算的な野球が世界に通用していると言う証拠です。
ホームランさえ打てば良いという風潮を、
アメリカなども反省すべきときなのではないのでしょうか?
韓国はともかく、日本はそのアメリカとキューバを撃破したと言う点で大きな前進だと思います。

 WBCに日本が優勝して嬉しいのですが、
私に直接利益があるわけではないのでその嬉しさが半減してしまっているのが残念です。
WBC優勝と共に私にも良いことが起これば良いのですが。
今更に知ったネットの闇(2009年3月24日)
 先日、何気なく質問サイトを閲覧していたら、
やたらに回答数が多いおかしな質問を見つけたので、回答者の回答を見てみると、
「この質問は釣りだ。」と言うのを見つけました。
「釣り」は2年程前から質問サイトに出没するようになったらしいです。
「釣り」の形態は色々あり、「これ」と言う概念は無いようですが、
要は態とおかしな質問や反感を買う質問、簡単に分かる質問をして、
回答者の反応を楽しむ悪質な利用者を指すらしいです。
 回答者が真面目に回答すると質問者が集中攻撃して叩いたり(バッドアンサーにする等)、
別の質問でさらしあげたりすると言うことも行なうようです。
その時、利用されるのが同一人物の多数IDです。

 なんだか理解しがたいことが起こっているんだなあと、客観的に見てはいますが、
それは今まで私が質問サイトに回答したこと無く、実害が無いのでそう言えるのであって、
実際、大真面目で回答した回答者は相当名誉を傷つけられたと思います。
それに、これは質問サイトに限っていますが、
ユーチューブなどの動画サイトでも同じことが起きる可能性はあります。
(態と変な動画や反感を買う思想の動画を載せてコメントの反応を楽しみ、
評価をBADにするなど。)

 質問サイトは常日頃疑問に思っていることを質問して、
皆から情報を得るのが本筋であって、質問者の「遊び」に使われるのは言語道断です。
質問サイト運営者側も真剣に規制等しないと、
第2の2ちゃんねるやミクシィになりかねないと思います。
インターネットが出来てもうすぐ15年になる今(パソ通時代は含まず)、
真剣に考えた方が良いと思います。
北朝鮮ではミサイルのことを人工衛星と言うらしい?(2009年3月14日)
 4月始めに北朝鮮は人工衛星を打ち上げるらしいのですが、
北朝鮮の技術力と経済力で、人工衛星が出来るわけないので、
まあ、前例も考えてミサイルと言う可能性が高いと思います。
「ミサイル」と言ってしまうと迎撃した場合、(中国、ロシアも含めて)文句は言えないのですが、
「人工衛星」なら「勝手に撃ち落とされた」と反論出来るので、そう言っているのだと思います。
 「迎撃」と言っても、
テポドン2号の着弾地点は上手くいってもアラスカに届くかどうかな位なので、
アメリカもあまり真剣には取り組まないでしょう。
それに、1回の迎撃ミサイル発射でも億(円)単位のお金が無くなるので、
そう簡単に発射も出来ないと思います。
 一番の問題は日本があまりに北朝鮮に対して無策なことです。
北朝鮮はおそらく「2ちゃんねるに爆破予告を書き込む人間」と同じ心境で、
孤立して孤独な状態なので、日本やアメリカ、韓国に構ってもらいたいのだと思います。
逆にそういった北朝鮮の心境につけこめば何らかの打開策が見えると思うのですが・・・。
志向と指向(2009年3月14日)
 金沢大学の2次試験問題で「指向」を「志向」としてしまうミスがあったようです。
一見、両方とも同じ意味のように見えるのですが、微妙に異なり、
志向は「ある目的に向かおうとする精神とか志、考え」と言う意味で、
指向は「ある目的に向かっている状態(現在進行形)」と言う意味です。
哲学とか心理学のような精神世界を扱う学問は「志向」を使うことが多いのですが、
人間社会学のように人間の営みを扱う学問は「指向」を使うことが多いです。
私は大学時代、人間社会学も哲学も心理学も専攻していたので、
よく誤字って恥ずかしい思いをしたことがあります。
 ただ、「指向」と言う状態になるには「志向」が必要なのは事実なので、
「誤字をした。」と単に指摘するのではなく、
志向と指向の関連性を思考する試行が必要だと思います。(駄洒落??)
日本にこんなに在日朝鮮人がいるか?(2009年3月11日)
 よくネットのコメントを見ると、有名人や犯罪者等に対して、
「あいつは在日だ。」とか書く人がいるのですが、この人たちって何なのでしょう?
何でも在日朝鮮人
(朝鮮系日本人と言う言い方が正しいと思うのですが・・・。)にしてしまったら、
そのうち、「日本人は在日朝鮮人だ。」と言う考えになってしまうと思います。
朝鮮人に対する差別にも聞こえるし、
逆に日本人は朝鮮人より発生した下等人種だと言っているようにも聞こえます。
 そもそも、在日朝鮮人の人口の占める割合などたかが知れているわけで、
既に2世3世になっているので、生粋の在日朝鮮人はもう殆どいないと思います。
 ・・・と言うか、日本人の大部分がモンゴル系か朝鮮系で占めているわけで、
同じ流れを汲む人種同士で差別する事自体滑稽だと思います。

 逆に極右、極左的な考えで言っているのなら、「あんた何時代の人?」と言いたいです。
帝国主義や共産主義が上手くいかなかったことはもう実証済みな訳ですし、
今の世界はそんな枠組みで政治や経済を考えていません。
 おそらく、極右、極左的な考えの人は、中途半端に知識がある人間なのだと思います。
学校での歴史の授業が江戸時代から明治の始めで(時間切れのため)終わってしまうのが、
原因のひとつなのかもしれません。

 最先端のネット社会で時代遅れの思想を言うこと自体、恥ずかしいと思わないのですかね・・・。
何処に入れたら・・・。(2009年3月5日)
 あ〜あ民主党小沢代表の第一秘書逮捕ですか・・・。
「何やってるんだよ民主党」と言う感じです。
自民党は駄目、民主党は駄目、社民党は信用できない・・・となると、
選挙の時、どこに票を入れたら良いんだ?・・・となってしまいます。
危ない橋を渡るつもりで日本共産党に入れるのも良いのかもしれません。
(または国民新党とか・・・うちの選挙区では立候補者いないか・・・。)
DTM/DAWで忘れさられたもの(2009年2月25日)
 最近、やっと気付いたことがあるのですが、
「曲」と言うのは見せかけだけ良い音を出すものではないと言うことです。
 音を出すのは演奏家な訳で、その演奏家によって音の出し方は十人十色だと思います。
でも、いくら良い音を出しても人の心に響かない曲なんか屑と同然だと思います。
本当の曲のよさは音の良さではなく、「作曲者の表現力と技量」なのだと思います。
 DTMやDAWにおいてはソフトや機材が良ければいくらでも良い音は出せるわけで、
ましてやDAWは素材の切り貼りが出来るので、
プロが演奏した音を拝借して入れる事だって出来る訳ですし、
自動作曲機能を使えばいくらでも本格的な演奏を再現することが出来るのです。
しかし、そんな作りかたで作った曲になんの意味があるのでしょうか?
そんな音楽が評価されて、流布されると言う状態は、
リスナーにとって「本当に良い音楽」を聴くチャンスを
無意味に奪ってしまっているだけではないかと思います。

 「抽象的な表現の現代アートが何故評価されるのか?」と言うのは、
その画家の表現力が鑑賞するものに強く訴えかけるからだと思います。
写真のように上手く模写しても、見るものに何も感動を与えないと思います。
DTM/DAWプログラマーも、曲の本質が見抜ける人物が必要なのではないかと思います。
日本は世界不況など糞食らえ??(2009年2月18日)
 中川財務・金融担当大臣・・・辞任ですか・・・。もう麻生政権も末期症状ですね・・・。

 それにしても、彼の泥酔記者会見動画をユーチューブで見るたびに、
逆に「日本にうまれて良かった。」 と感じてしまう自分がいます。
「日本国は世界不況などどうでも良い」と思っていることが全世界に知れ渡ったと言うことです。
まあ、平和ボケした日本の時差ボケ大臣らしい発言だと思います。

注※風邪薬は使用上の注意事項を守って用量・用法を守らなければなりません。
決して酒と一緒に飲んではいけません。
小松発電所・・・。(2009年2月11日)
 いつもはスズメの涙程度のアクセスしかない水系水力発電所シリーズが、
10日になってやたらアクセスが増えたと思ったら、
利根川水系の水力発電所の特集に乗っている小松発電所の近くで、
送電線点検用のヘリコプターが不時着したらしいです。
 送電線にヘリコプターのプロペラを引っ掛けたらしく、
一時的に群馬県内で停電が起こったようです。
私の家は埼玉県で、小松発電所からの系統は直接関係なく、停電も起こらなかったので、
アクセス変動がなければこのニュースを知ることはありませんでした。
 幸い乗組員の2人に命の別状は無くて良かったのですが、
平成11年の南狭山線自衛隊機接触事故と言う前例もあるので、
送電線近くの航空機操縦は慎重にやっていただくよう願うばかりです。
不必要な資格・検定が多すぎる!!(2009年2月9日)
 漢字検定協会が公益法人で認められていない利益を上げていた
と言うことが問題になっているのですが、
漢字検定に限らず、不当に利益を上げている資格・検定関係の公益法人は、
少なからずあるのではないかと思います。
 そもそもこう言った資格・検定の受験料は異常に高い設定で、
どう考えても「こんなに高い受験料にするほど経費がかかっているわけ無いだろ」
と言うのが多すぎます。
 また、こういった資格・検定がビジネス的になっているのも問題で、
本来の商品の品質向上、
自己啓発による国民の教養の向上目的から逸脱している気がします。
 資格・検定は「不合格にさせて再受験させる(または資格セミナーなどを受けさせる)」
ためにあるのではなく、
「合格させて質を上げる」でなければならないと思います。

 それにしても、日本は無駄な資格・検定が多いような気がします。
こういった資格・検定のための協会設立は天下りの要因にもなるので、
大幅な整理・縮小が必要だと思います。
取得しても何も役に立たない資格・検定は廃止するべきだと思います。

 鉄道趣味界でも、鉄道旅行検定と時刻表検定は即刻廃止するべきだと思います。
旅行は楽しむものであり、検定試験にするものではないと思います。
時刻表検定も検定試験しなければならないほど見難いのなら、
時刻表自体を改良するべきです。
殆どこれら試験も検定協会への利益垂れ流しにしかなっていないと思います。

 資格・検定を受けるのは個人の自由ですが、
「受ける奴は馬鹿」とならないよう、
受ける試験の選別や協会の経営状況を把握する必要があると思います。
ブログ炎上事件の原因(2009年2月6日)
 足立区出身のお笑いタレント「S,K」のブログが炎上した事件で、
男女18人が書類送検されたと言うニュースが新聞に載っていました。
 ブログのコメント欄や掲示板の書き込みは、
「書き込む側にも責任がある」ということが明確になった点で良かったと思います。
 しかし、私は前々から言っているのですが、
根本的原因は2ちゃんねるのようなアングラ系の掲示板サイトを、
依然として野放しにしていることです。
こまごま摘発しても、こういったサイトがある限り、
歪んだ考えの人間が歪んだことをする温床が途絶えません。
「表現の自由」と言うのがネックになっているのかもしれませんが、
これを遵守するために事件が起こってしまってはどうしようもないのです。
 そして、2ちゃんねる等の根拠の無い不確実な情報に簡単に踊らされてしまうのも問題です。
ネットに関する然るべき教育が必要だと思います。
 現在、こんな世の中なので、社会に対する鬱憤がたまっているのは理解出来るのですが、
それを全く関係の無い人にぶつけるのは間違っていると思います。
「世の中は馬鹿ばかりなので、天才にはついていけない」
と前向きに開き直ることも重要なのではないかと思います。
るかるかに苦戦(泣)(2009年1月31日)
 30日には来ないだろう・・・と思っていたのですが、るかるか↓来ました。


 ファイルが重いことはある程度覚悟していたのですが、
インストールに6GBの空き容量が必要だとは思いませんでした。
Cドライブのファイルで当面使わないものをDVDに保存したり、
使わないソフトをアンインストールしたりして、
空き容量を確保するのに余計な時間がかかってしまいました。
 そして、やっとインストールが完了したかと思ったら、今度はアクティベートに失敗したようで、
ボーカロイド2自体が起動しなくなるというアクシデントに見舞われ、散々でした。

 ・・・で、早速るかるかに歌わせてみたのですが、
少し声が淡白で大人ぽ過ぎて、そして、暗い感じがしたので、
(あまりやりたくないのですが、)
パラメーターをいじくってデフォルメの声を少し変えてしまいました。
とうとう巡音ルカの発売日ですね。(2009年1月30日)
 とうとう、るかるかの発売日ですね。私は予約で購入してしまったので、
30日中には届かないと思います。
 で、電車のページのサポーターさまは薄々感じていらっしゃるかもしれませんが、
「るかるか投入と言うことは・・・!!??」
・・・そうです。月鏡音音草子は100曲で終わらないと言うことです。
我ながらしぶといですね・・・。
(公開曲は現在94曲ですが、曲自体は既に99曲作っています。)
現在、新ページの「橙の月鏡音楽館」の計画を立てている途中です。

 それにしても、32歳にもなってみくみくたちを使うのはなんとなく気がひけ、
「私って、ボーカロイド高齢ユーザーぢゃないか??」
と、不安を感じていたのですが、
「50歳で初音ミクやっています。」と言う方がいらっしゃったので、
安心(?)しました。 
こんなくだんないサイト6年半も続けたなぁ・・・。(2009年1月27日)
 今日(更新日は先日付なので26日)、古いサイトファイルを整理したのですが、
まあ、出るわ出るわ懐かしいファイルの数々が・・・。
つい最近サイトを開設したような気がするのですが、さすがに6年半経過すると、
サイト運営初期の頃が懐かしく感じます。
 「ヒューマン」のレンタルアクセスカウンターのタグファイルなんてあって、
「これ、何年前だよ!?おいっ!!」と言う感じです。
自設のカウンターに変えて少なくとも4年は経過しているので、
相当前のファイルかと思います。
 掲示板の過去ログファイルも「この人どうしちゃったの!?」と言う音信不通の人ばかりです。
今のサポーターさまと初期のサポーターさまは殆ど入れ替わっていると思うので、
改めてサイト運営の長さを感じました。
 初期の相互リンクページも見てみましたが、殆ど閉鎖か放置の状態のサイトばかりでした。
かなり昔に日記で「2年サイトをやるとサイト運営意欲が無くなる」と書きましたが、
本当に2年前後でサイト運営に挫折する人が多く、
8年近くのネット歴の中でかなりのサイトの閉鎖劇を見てきました。
2年の山を越えると殆ど惰性的にサイトを更新する癖が出来るので楽になるのですが、
山を越えるにはやはりサポーターさまのアクセスがないと、
モチベーションが上がらないのだと思います。
 なんだかんだ言ってこんなサイトが6年半も続いたのは、
このサイトをご覧になっていただいているサポーターさまのおかげだと思います。
そんなサポーターさまに感謝しつつサイト運営を続けていきたいと思います。
果たして巡音ルカは!?(2009年1月18日)
 今度アップするボーカロイド曲「唯心」のボーカルは、
不測の事態がない限りるかるかにしてもらう予定なのですが、
果たしてるかるかの声はどうなのかデモ曲だけでは全然予想がつかないので、
難しいところです。

 とりあえず、歌詞の打ち込みに時間がかかるので、
みくみくの設定のままベタ打ちしました。
みくみくに歌わせれば全く問題なのですが、るかるかにクラシックが合うのかどうか不安です。
果たして、るかるかの歌唱力は??今から楽しみです。
写真の構図には著作権はないだろ・・・?(2009年1月12日)
 先発廃墟写真家が「後発廃墟写真家の撮影した写真が同じ構図だ。」
として600万円の損害賠償請求を行なっているらしいですが、
なんともバカバカしい訴えだと思います。
 原告が撮影した写真を被告がそのまま転載したのなら、
これは立派な著作権侵害だと思いますが、
被告が独自に撮影した写真に対しては、原告側の著作権はないと思います。
(しかも原告の撮影した廃屋は原告所有の物件な訳ではありませんし・・・。)
 もし、これで原告側が勝訴した場合は大変なことになってしまいます。
例えば有名観光地を撮影する場合、
殆どの観光客や写真家は似たような構図で写真を撮ります。
・・・と、すると、その観光客や写真家はみんな著作権侵害になってしまいます。
有名鉄道写真撮影ポイントで撮影している鉄道ファンの人はみんな著作権侵害です・・・。
同じ送電鉄塔を撮影したらその人も著作権侵害です・・・。
そう考えると荒唐無稽な訴えとしか言えません。

 私は原告側、被告側双方の写真集を拝見したことがあるのですが、
一つ言えるのは「双方とも写真撮影に対する考えに問題がある。」と言うことです。
廃墟などは必ず所有者がいる訳ですが、
双方とも殆ど所有者の撮影許可などは貰っていないと思います。
それを撮影してお金にしている訳ですから、
その”構図”に対して著作権云々言う資格はないと思います。
何が言いたいのかと言うと、
「写真を黙って撮影しても所有者が何も言わず、
しかも収入が入るのだからそれだけでも感謝しろ。」と言いたいのです。
 私も無断で他人の所有物件等を撮影することが多々ある
(・・・と言うか殆どそうでしょう)のですが、
写真を撮影していただいたことに対する所有者への感謝の念は持っています。
例えば鉄道車両を撮影した場合は鉄道会社に、
変電所や送電鉄塔、電柱を撮影した場合は電力会社に常日頃から感謝しております。
その感謝の念がない写真家はカメラを捨てるべきです。

 とは言え、後発の者が大成して本が売れたりすると、
先発の者は面白くないと言う気持ちは分からなくもありません。
その場合、重要なのは「横のつながりなのだと思います。」
原告側も被告側も同じ趣味者なのだから、こんなつまらない争いをせず、
双方の同じ趣味を融通しあう気持ちの広さが必要だと思います。

月鏡徒然草・08年10月〜12月

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