都市から山へ・JR青梅線9


右カーブです。


山裾に沿って走ります。


やや低い盛土になります。


まだカーブが続きます。


カーブが終わると青梅の市街地に入っていきます。


山と市街地に挟まれます。


切通しになり、道路が上を交差します。


高い木々の中を走ります。


くだり勾配が終わると青梅駅です。

13(JC62)、青梅(おうめ)Ome


島式2線の他、側線が北側に5線、南側に1線あります。
ホームは長編成化で延長されていますが、
基本的には青梅電気鉄道時代から殆ど変化のない駅です。
側線は青梅電気鉄道時代の車庫の名残で、
検車庫があった所には現在拝島運転区の青梅派出所などの建物があります。
青梅駅は立川駅側、奥多摩駅側両方から電車が忙しく入り、
過密な状態になっているのですが、
ホームに接している線は2線しかないので、
ピーク時には2線とも埋まってしまい、後続の電車が入れなくなってしまいます。
そのため、線路を空けるために、一旦先行の電車を側線に入れることがよくあります。
側線入線用の引き上げ線は無いので、
宮ノ平駅側、東青梅駅側どちらかの本線に一旦電車を進めて、
バックして側線に入ります。
基本的には進める距離の短い東青梅駅側から側線に入れるのですが、
ラッシュ時などの東青梅駅側過密時間帯は、宮ノ平駅側から入れます。
側線は6本あるのですが、10両編成が停車出来るのは3本だけで、
その3本も埋まってしまっている時は、宮ノ平駅の側線まで回送させます。
朝夕を中心に立川〜奥多摩間の列車が走るのですが、
青梅駅を境に輸送の段差が出来るので、
この駅で増解結を行ないます。

なお、青梅線の青梅〜奥多摩間、五日市線、八高線、相模線の電車は、
乗客がボタンを押してドアを開閉させると言う、
国鉄流「サービス」を展開してくれます。
気候が安定している時やラッシュ時にまでそんな事させているのは、
首都圏では勿論JR東日本だけです。


青梅駅の駅舎は3階建てのビルですが、
かつてこのビルに青梅電気鉄道の本社が入っていました。
今でこそ周囲に雑居ビルや高層マンションがあって目立たないのですが、
当時はシンボル的なビルだったと思います。
青梅駅は青梅の旧市街地の中心部にあります。
山と多摩川に挟まれた狭い河岸段丘にあるので駅勢圏が狭く、
青梅の中心地も河辺駅周辺に移ったので利用客はそこそこなのですが、
今でも駅前は賑やかな商店街になっています。
また、青梅マラソンでも有名なところです。
最近はレトロで町おこしを行なっているらしく、
町の至る所で昔の映画の看板が設置されていると言う面白い光景を見ることが出来ます。
駅の北の山の上は永山公園で、
その一角には東日本鉄道文化財団運営の青梅鉄道公園があります。
青梅鉄道公園は然程広くはありませんが、
D51型蒸気機関車や0系新幹線電車などが展示されています。


青梅駅を出ます。
いきなり切通しに入り、陸橋の下を交差します。


切通しは直ぐ終わり、
市街地の北側を走ります。
青梅〜東青梅間は列車の本数が多い割りに単線のままなので、
超過密になっています。


あちこちでマンションが見られるようになります。
写真には写っていませんが、
左手には宗徳寺があり、道路を挟んですぐ寺の門があります。

都市から山へ・JR青梅線10

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