関東ロープウェイ・ケーブルカー乗り価値

関東には何路線かロープウェイ・ケーブルカーがありますが、
問題は運賃の高さにあると思います。
ロープウェイ・ケーブルカーは距離の割りに運賃が高く、
大体往復1000円前後が相場です。
家族4人(大人2人・子供2人)で乗ると、2500円〜4000円もかかってしまいます。
路線によっては3000円〜5000円近くもかかる所があります。
まさに高嶺の花の乗り物と言えます。
そこで、「乗らなきゃ良かった、金をどぶに捨ててしまった。」と思わないよう、
ここでは関東ロープウェイ・ケーブルカーの乗り価値を紹介します。
ただし、あくまでもこれは弊サイト作者の価値基準なので、
人によってそれはかわると思います。
あくまでも参考としてお読みください。
山頂駅の様子はおおむね1時間でまわれるところを対象にしています。
(※旅館専用ロープウェイ/ケーブルカー・スキー客専用ゴンドラリフト・遊園地の遊戯物は対象外です。)



A,ロープウェイ


1、谷川岳ロープウェイ・谷川岳ロープウェイ
(土合口駅〜天神平駅間・2.4KM・7分/複式単線自動循環式)

天神平に行っても特に大型観光スポットもなく、周囲はスキー場だが、
景色はかなり良いので、乗って損はない。
谷川岳周囲の山々が見渡せる。展望レストランもおすすめだ。
更にリフトに乗るともっと景色のよいところへ行ける。
欠点はロープウェイの運賃が高いのと、駐車場が有料だと言うことだ。

2、日本製紙総合開発・日光白根山ロープウェー
(丸沼高原山麓駅〜丸沼高原山頂駅間・2.5KM・15分/単線自動循環式)

山麓駅周辺は有料施設ばかりなので、
お金を使いたくない人にはあまりイベントはない。
山頂駅は日光白根山まで2時間半も歩かなければならず、
その他名勝・史跡をめぐるのにもかなり歩くので、
本格的ハイキングを楽しみたい方以外は不向きである。
家族連れはいいところ山頂駅から日光白根山を眺めることと、
二荒山神社参拝くらいで終わる。
なお、冬季はスキー客専用になる。

3、草津町千客万来事業部・白根火山ロープウェイ
(白根山麓駅〜白根山頂駅間・2.4KM・8分/単線自動循環式)

夏場は山頂駅付近へ車でもいけるので、利用価値が下がるが、
このロープウェイの魅力は、窓から見える景色だと言える。
白根山の織り成す自然美が十分堪能できるので乗って損はない。
冬場は道路が通行止めになり、
白根山への唯一の足となるので、利用価値があがる。
なお、冬季はスキー客専用になる。

4、嬬恋紀州鉄道リゾート・嬬恋パルキャビン
(グランドステイション〜トップステイション間・3.2KM・10分/単線自動循環式)

もともとスキー場の施設なので、特に山麓イベントはない。
山頂駅も、展望はまあまあで特に良いわけではない。
やはり山頂駅からハイキングしないと、
このロープウェイの価値はないだろう。

5、谷川岳ロープウェイ・榛名山ロープウェイ
(榛名高原駅〜榛名富士山頂駅間・0.5KM・3分/単線交走・単線固定循環両用方式)

榛名富士山頂駅からみえる景色は絶景で、
関東のロープウェイ・ケーブルカー山頂駅の中では、
もっとも景色のいいところの一つと言える。
ただ、それ以外には小さな社しかなく、やや物足りない。

6、渋川市立伊香保ロープウェイ
(不如帰駅〜見晴駅間・0.5KM・4分/3線交走式)

見晴駅付近にある見晴台は、伊香保の町を一望できるので、
素晴らしい。温泉に入る前の夕刻に行くと良いだろう。
また、季節によっては夜間運転も行っている。
その他はスケートセンターと子供用公園などがあるだけでぱっとしない。

7、宝登興業・宝登山ロープウェイ
(宝登山麓駅〜宝登山頂駅間・0.8KM・5分/4線交走式)

山頂駅は尾根上にあるので、長瀞方向と吉田方向の2つの展望が楽しめる。
ロウバイが有名で、その開花時期に行くと良い。
猿のいる動物園へは若干歩くのと、
普通の小規模動物園なので、ぱっとしない。
駐車場・ロープウェイ・動物園ととにかくお金がかかるので、
慎重に考えた方がよい。

8、よみうりランド・スカイシャトル
(京王口ステイション〜山頂ステイション間・0.9KM・10分/単線自動循環式)

よみうりランドに入場しない方には殆ど乗る意味はなく、
山頂ステイションに行ってもただ折り返すだけになる。
ただ、このロープウェイは西多摩の平野を一望できる区間や
遊園地の中を通る区間があるので、景色は楽しめると言える。

9、箱根ロープウェイ
(早雲山駅〜大涌谷<のりかえ>〜桃源台駅間・4.0KM・25分/複式単線自動循環式)

大涌谷、芦ノ湖と重要観光スポットを結んでいる重要観光路線なので、
乗り価値を論ずる必要性は全くない。
箱根フリーパスを持っている方は絶対乗るべきだろう。
乗りでもあるので、損はない。

10、伊豆箱根鉄道・駒ケ岳ロープウェー
(箱根園駅〜駒ケ岳頂上駅間・1.8KM・7分/4線交走式)

駒ケ岳山頂には神社がある。
その他、高原らしい広々としたきれいな景色が広がる。
展望は富士山や芦ノ湖が見渡せ、絶景だ。
ただし、レストラン・アミューズメントなどはつぶれて廃墟と化している。
また、ロープウェイ山頂駅は無残な廃墟で、
醜態をさらしているのがたまに傷だ。

11、鋸山ロープウェー
(鋸山山麓駅〜鋸山山頂駅間・0.7KM・4分/3線交走式)

山頂は海が見渡せ、きれいだ。その他、鋸山の石の資料館などがある。
お寺もあるが、こちらはかなり歩く。
お寺は自動車用駐車場近くにあるので、
車の方の参拝客はロープウェイを使う必要はない。
山頂駅観光領域が狭く、2便あとには引き返せるほどだ。

12、筑波観光鉄道・筑波山ロープウェイ
(つつじヶ丘駅〜女体山駅間・1.3KM・6分/4線交走式)

筑波山は男体山と女体山となるが、
ロープウェイは女体山のほうに行くのに便利。
筑波山は周囲に山がないので、景色のよさはぴか一だ。
駅から女体山までさほど歩かないので、手軽にいける。
余力があれば男体山にも行ってみよう。

13、日光交通・明智平ロープウェイ
(明智平駅〜展望台駅間・0.3KM・3分/3線交走式)

展望台駅は本当に展望台しかない。
しかし、その展望はすばらしく、
中禅寺湖・華厳の滝側と宇都宮側両方の景色が楽しめる。
茶ノ木平方面のハイキング道があるが、
中禅寺ロープウェイが廃止されたあとは利用者はなく、
殆どの方は展望だけの引き返しになる。

14、鬼怒高原開発・鬼怒川温泉ロープウェイ
(鬼怒川温泉山麓駅〜丸山山頂駅間・0.5KM・3分/3線交走式)

丸山は猿と鹿のオリと、温泉神社と言う小さな社。
そして鬼怒川温泉を見渡せる展望台がある。
展望は正面に山があるため、本当に鬼怒川温泉だけの展望となってしまう。
その他の観光スポットも地味で、1〜2便後には引き返せる。
ただ、駐車場に車をとめるのと、猿と鹿を見るのは無料なので、
まあ話の種程度に乗ってみると良い。

15、東野交通・那須ロープウェイ
(那須山麓駅〜那須山頂駅間・0.8KM・3分/3線交走式{2支索1曳索式})

那須の茶臼岳に行ける便利なロープウェイ。周りの景色もいいので、
展望も良い。山頂に行ったら当然茶臼岳にも行くべきだろう。
ただ、茶臼岳の登山は結構大変なので、
ある程度登山の準備をしておいた方がよい。
また、行く時期を間違えるとただの折り返しになってしまうので注意が必要。
なお、この路線は冬季は運休になる。

16、ハンターマウンテン塩原・明神ゴンドラリフト
(グランドセントラルステイション〜トップオブハンター間2.4KM・10分/単線自動循環式)

スキー場のゴンドラリフトを一般客用に開放している。
トップオブハンター(明神岳)からの景色は素晴らしく、スキー場が一望できる。
そのほか展望台が2箇所あり、日光連山や関東平野などを展望できる。
整備された周遊遊歩道があるが、さほど距離がなくやや物足りない。
ちょっとしたハイキング向けだ。
山麓駅は色々店があるが、
スキーシーズン外は半分以上店が閉まっていて寂しい感じだ。
このロープウェイは一部季節しか運転していないので注意が必要。
なお、冬季はスキー客専用になる。

17、那須高原リゾート開発・マウントジーンズスキーリゾート那須展望ロープウェイ
(中大倉山山麓駅〜中大倉山山頂駅間・1.9KM・10分/単線自動循環式)

もともとスキー場のゴンドラリフトを一般客用に一部開放しているだけなので、
山頂は観光客向けの施設はない。
しかし、逆にそれが自然を堪能できる要素となっている。
那須茶臼岳を正面から見ることができ、
スキーゲレンデを有効利用した草原が広がり心地よい。
丁度良い周遊ハイキングコースがあるので、周ってみるのも良いだろう。
このロープウェイは一部季節しか運転していないので、注意が必要。
なお、冬季はスキー客専用になる。

その他(一般乗車不能又は乗車が難しいロープウェイ)

1、ホワイトワールド尾瀬岩鞍ゴンドラ
完全スキー客専用なので、スキーができないと乗れない。
2、晴遊閣大和屋ホテル夢のゴンドラ
宿泊か入浴しないと乗れない。



B,ケーブルカー


1、御岳登山鉄道・御岳登山ケーブル
(滝本駅〜御岳山駅間・1.0KM・6分)

御岳神社は由緒ある神社なので、行く価値がある。立派な神社だ。
景色は青梅などの町々が見渡せ良い。
また、御岳山一帯は味のある民宿や宿坊があるので、一泊するのも良いだろう。
神社以外の観光は本格的ハイキングをしないと行けないので、
大体の方は神社参拝だけで終わる。

2、高尾登山電鉄・高尾登山ケーブル
(清滝駅〜高尾山駅間・1.0KM・5分)

都心から一番手軽に乗れるケーブルカー。
頂上の景色は東京都にあるだけあって、
八王子のみならず、新宿あたりまでよく見渡せる。
また、由緒ある寺院や神社が点在している。
いろんなハイキングコースが用意されているので、
自然散策にこのコースを歩くと良いだろう。
その他アミューズメントっぽいのがあったが、
私は入っていないのでよく分からない。

3、大山観光電鉄・大山鋼索線
(追分駅〜下社駅間・0.8KM・6分)

下社駅は阿夫利神社下社のすぐ近くにあるので便利。
立派な神社で参拝客が多い。その他少し歩くと滝もある。
景色も伊勢原などの町が見渡せるが、
下社より本社からの方が眺めが良い。
本社は下社から90分ほど歩くが、かなりキツイ登山道だ。
そのため、下社で引き返す方が多い。
本社は下社に比べると規模が小さく、ぱっとしない。
途中駅の不動前駅からは大山不動尊にいけるが、いちいち乗り降りするよりは、
下社から下るときケーブルカーを使わず、
登山道で不動尊に立ち寄った方が効率的だ。

4、伊豆箱根鉄道・十国鋼索線
(十国登り口駅〜十石峠駅間・0.3KM・3分)

ケーブルカーの路線自体は300メートルしかなく、
あっというまに終点についてしまう。
十国峠は旧国の十国が見渡せるということあって絶景を楽しめる。
付近も高原の雰囲気があってよい。
十国登り口駅はレストハウスになっているので、
食事&みやげものの物色ついでに乗ってみると良いだろう。
十国峠自体は「景色を楽しむ」以外のイベントは特にないので、
1〜2便で折り返せ、丁度良い。

5、箱根登山鉄道鋼索線
(強羅駅〜早雲山駅間・1.2KM・9分)

中間駅は多いが、観光は強羅公園と点在する美術館などが主で、
大部分は箱根登山鉄道線と箱根ロープウェイの繋ぎに利用する客が多い。
そのため、乗り価値は箱根ロープウェイの価値と同じになる。
中間駅は観光比重より生活路線比重のほうがやや強め。

6、筑波観光鉄道・筑波山鋼索鉄道線
(宮脇駅〜筑波山頂駅間・1.6KM・8分)

ロープウェイは女体山近くに行くのに対して、ケーブルカーは男体山近くに行く。
しかし、女体山駅と筑波山頂駅はさほど離れていない。
景色のよさはロープウェイの項で申し上げた通りだが、
みやげ物屋などはかなり寂れていて活気がない。
ケーブルカーは宮脇駅のすぐ近くに筑波神社があり、
参拝ついでに乗れるのが、ロープウェイと異なる。

7、宮ヶ瀬ダム周辺振興財団・宮ヶ瀬ダムインクライン
(ダム下停車場〜ダム上停車場間・0.2KM・4分)

インクラインに乗らなくてもエレベーターを使えば無料でダムの上にいけるので、
本当にこの路線に乗る目的でないと、乗る価値がない。
ダム下は公園になっていてそこそこ楽しめるほか、
ダム上も資料館や宮ヶ瀬湖があるので、こちらも楽しめる。

その他(一般乗車不能又は乗車が難しいケーブルカー)

1、対星館 花かじか
宿泊客しか乗せてくれない。
2、かのうやケーブルカー
上のケーブルカーと同じ。



幼いころ私は、観光地に行ってもなかなかロープウェイやケーブルカーに乗せてもらえず、
指をくわえてロープウェイ搬器やケーブルカー車両を見つめていた思い出があります。
でも、それはその筈で、
やはり運賃の高さと実際乗ってみて良かったと思う価値度合が不確定なので、
親も家計上しぶりざるを得ない事情があったと思われます。
事実今回の取材で「乗って良かった」と思ったロープウェイ・ケーブルカーと、
「たいしたことないな・・・。つまらない。」と思ったロープウェイ・ケーブルカーとがありました。
今は自分でお金を稼いでるし、鉄道ファンだし、
一人又は複数人運賃折半で乗っているので、
たとえたいしたことなかったとしても「まあ話の種。」で済ませられるのですが、
実際自分が親になり、家族連れで行ったときはしぶるかもしれません。
でも、どこのロープウェイ・ケーブルカーに乗っても、子供は大喜びだったのが印象的です。
家族連れの方は子供の立場になって考えてみるのも良いかと思われます。

注意!
ロープウェイとケーブルカーは定期検査で運休したり、
冬季運休の路線もありますので、
乗りに行く前に当該サイトや電話などで運転日を確認しましょう。
また、ロープウェイは大雨・強風・雷などのときも運休があります。

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