山岳架け橋・野岩鉄道1
(注・このページは野岩鉄道の特集ですが、
運行上共通している会津鉄道(会津高原尾瀬口〜会津田島駅間)の特集もしています。)

野岩(やがん)鉄道は東武鬼怒川線の終点新藤原駅から、
会津高原尾瀬口駅までの30.7KMを結んでいる第3セクターの鉄道です。
もともとは国鉄会津線(現・会津鉄道会津線)の延長の形で建設された路線なのですが、
国鉄の赤字事情で建設中止になってしまいました。
その後第3セクターとして建設が再開され、昭和61年に開業しました。
開通当時は会津鬼怒川線ブームでかなりの利用客がいましたが、
バブル崩壊とともに川治鬼怒川への観光客が減り、
今では厳しい経営状態が続いています。
現在でも全く利用客がいないわけではないのですが、
大部分はドッと乗ってドッと降りる団体観光客が中心で、
通勤通学客などの固定客が少ないのが不安定要素です。
〜〜〜〜〜
野岩鉄道は一応国鉄転換第3セクターになるとは思うのですが、
東武色の強い鉄道で、乗っていて「元国鉄」の雰囲気はありません。
沿線はトンネルばかりであまり車窓は期待できません。



01、新藤原(しんふじわら)Shin-Fujiwara


東武鬼怒川線の終点でもあり野岩鉄道会津鬼怒川線の起点でもある駅です。
野岩鉄道の「野岩」は旧国名の下野と岩代の1文字をとっています。
(一見「のいわてつどう」と読んでしまいそうになるのですが、
「やがんてつどう」と言うのが正しい読み方です。
でも、観光客の殆どは「のいわてつどう」と言ってましたが・・・。)
また、東武鬼怒川線と会津鉄道会津線の両線を結ぶことから、
両線名を入れて会津鬼怒川線としています。
新藤原駅は東武用の長いホーム1面と、
野岩鉄道直通用の短い4両用ホーム1面の計2面があります。
線路は一番鬼怒川よりが東武線折り返し専用、
東武用のホームを挟んで真ん中は直通&東武線折り返し両用、
野岩鉄道直通用ホームを挟んで一番山側は直通&野岩鉄道折り返し用になっています。


野岩鉄道に使われている車両です。
・・・と言ってもこれは東武6050系電車です。
野岩鉄道にも車両があるのですが、東武6050系電車と全く同じ電車です。
車号と車号横の社紋で区別できます。

東武の6050系電車
野岩鉄道の6050系電車
で、更にややこしいのは、
会津鉄道にも東武6050系電車と同じ電車の会津鉄道6050系電車があります。
こちらは2両しかなく殆どお目にかかれません。
それぞれの6050系電車は特に限定運用がされてなく、混ぜこぜで運用されています。
野岩鉄道の車両が浅草〜東武日光を走り、全く野岩鉄道を走らないこともあります。
また、上の写真のように東武の路線でない、
新藤原〜会津田島間を東武の車両で運用されることもあります。


新藤原駅を発車します。いきなりトンネルです。
東武鉄道はかなりの営業キロがありますが、
トンネルは明神〜下今市間の日光街道と交差する短いトンネル1つと、
曳舟(ひきふね)〜押上間の地下区間しかなかったりします。
ですので、浅草駅から電車を乗ってるといきなりトンネル区間が増えるような感じがします。
野岩鉄道内は新線なのでそこそこのスピードで走ります。
・・・と言うか東武鬼怒川線区間が急カーブの連続でのたのた走っているので、
野岩鉄道区間に入ると急に速くなるような錯覚に陥ってしまうだけかもしれませんが・・・。

02、龍王峡(りゅうおうきょう)Ryuokyo


ホームの半分がトンネルになっている駅です。
駅を出るとまたトンネルに入ります。一瞬の光です。
次の川治温泉駅まで光は期待できません。
この駅で結構観光客がぞろぞろと降りていきました。
龍王峡観光が多いのですね。

03、川治温泉(かわじおんせん)Kawaji-Onsen


川治温泉駅はかなり高い高架橋にある、島式2線の駅です。
会津鉄道の快速、AIZUマウントエクスプレス号が停車しますが、
川治温泉までは若干距離があります。
ここら辺は見晴らしが良いです。


高い高架橋とトンネルが連続します。
最新工法で造った路線だと実感できます。

04、川治湯元(かわじゆもと)Kawaji-Yumoto


川治温泉〜川治湯元間は比較的駅間距離が短くすぐに着きます。
この駅も高い高架橋上にあります。
川治温泉は川治温泉駅よりもこの駅のほうが近いような気がします。
この駅を出ると次の湯西川温泉駅までずっとトンネルです。

05、湯西川温泉(ゆにしがわおんせん)Yunishigawa-Onsen


(ノンフラッシュ撮影)
この駅はトンネル内にあり、片面1線です。
AIZUマウントエクスプレス号停車駅です。
駅名の元になっている湯西川温泉は10キロ程度離れています。
駅はトンネル内で分かりませんが、すぐ横に五十里湖があります。


湯西川温泉駅を出ると湯西川を渡ります。
鉄橋のトラスは自然景観を考えて無塗装にしてあります。
鉄橋を渡り終えるとまたまたトンネルに入ります。
次の中三依温泉駅まで殆どトンネルですが、
何箇所か一瞬トンネルがとぎれて光が見えるところがあります。

06、中三依温泉(なかみよりおんせん)NakaMiyori-Onsen


島式2線の長閑な集落にある駅です。
野岩鉄道会津鬼怒川線沿線に大きな集落はなく、
観光客のための鉄道路線だと言えます。


中三依温泉駅からはトンネルが少なくなり、男鹿川に沿って走ります。

07、上三依塩原温泉口(かみみよりしおばらおんせんぐち)KamiMiyori-ShiobaraOnsenguchi


野岩鉄道開通当初の駅名は「下野上三依」でしたが、
塩原方面への道路トンネルが開通し、塩原温泉とこの駅が結ばれたため、
上三依塩原に変更され、2006年に上三依塩原温泉口に再度変更されています。
この駅はAIZUマウントエクスプレス号停車駅です。塩原温泉へはバスに乗り換えです。
旧駅名になんで「下野」がついていたのかというと、JR会津線に「上三寄」駅があったからです。
ちなみに「上三寄」駅は、
JR会津線が会津鉄道会津線になったとき「芦ノ牧温泉」駅に駅名が変更されました。


上三依塩原駅温泉口駅舎はとんがり屋根です。
駅前にはロータリーが広がっていて、塩原方面へのバスが出ていますが、
集落自体は殆どありません。


野岩鉄道線内の車内です。2両編成の電車には殆ど人が乗っていません・・・。
あまり3セクでこのような寂しい状態は見たくないのですが、


上三依塩原温泉口〜男鹿高原駅間はトンネルが1箇所しかなく、
野岩鉄道では一番車窓が堪能できる区間です。
新線なのに高架橋もなく、川に沿ってカーブを繰り返しているので、
川治温泉付近の路線と同じ路線と言う気がしません。

山岳架け橋・野岩鉄道2

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