電線・発電ファン必見!秘境広瀬5


藤木発電所から上流へ数キロ車を走らせると、再び県営発電所が見えます。
ここは天科発電所と言うそうです。


天科発電所から下流方向に向かっている1回線送電線鉄塔。
こちらはオーソドックスなものです。
天科発電所と上流の広瀬発電所の電気をかき集めたのがこの送電線になります。
二つの発電所をもってしても1回線分の送電線にしかならないのが寂しいです。
水力ではなかなか大量の電気を発電できないのですね。


天科発電所の導水管。脇に配電線柱があり、山の上は開けているようですが、
立ち入り禁止なので、確認がとれません。


天科発電所の導水管脇から上流の広瀬発電所に向かって再び送電線がのびています。
藤木発電所や小屋敷発電所と同じ県営発電所を結ぶ線なので、
装柱が極めて似ています。
送電線なのにトランスは配電線柱と同じ小型柱上トランスなので変です。


耐張碍子や引き通し碍子も藤木送電線と似ています。
架空地線支持はGWキャップが多いようです。
この線も新しい送電線柱が目立ちます。


送電線タイプの中実碍子とGWキャップの組み合わせは、
不思議な感じを受けます。
このコンクリート柱は若干古いようです。


天科発電所から数分車を走らせると広瀬発電所に到着します。
写真右に送電線柱が見えますが、
これは上の写真の送電線です。
ちなみにこの写真は、広瀬ダム上から撮影したものです。


広瀬発電所の上には広瀬ダムがあり、広瀬湖があります。
広瀬湖の水が冷夏の割りに少なかったので、
この看板を見たら、6月15日から10月15日までは、
山からの水を貯めるためにわざと水位を下げているようです。


広瀬湖です。この上流には景勝地西沢渓谷があります。

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