
新所沢変電所と中東京変電所4


中沢線を追跡するともう一つの変電所に到着します。
一次変電所の中東京変電所です。
中東京と言っても東京都にあるわけではなく、
埼玉県日高市にあります。

東側から見た中東京変電所です。
断路器が並んでいます。

中沢線の引き出し部分です。
変電所の北東側から出ています。

引き出し手前には断路器、計器用変成器と、それに接続する避雷器があります。

前の写真を北側から見た写真です。

中沢線の遮断器はガス遮断器です。

この変電所は比較的整然と並んでいて分かりやすいです。
断路器、遮断器と並んでいて、奥には大きな主変圧器があります。

東から2番目の主変圧器です。
前の写真の一番東側の主変圧器と同じタイプです。
変圧器の通風口からカビが繁殖しているので古臭く見えます。
奥にNR中性点接地抵抗装置の箱が見えます。
NR中性点接地抵抗装置とは変圧器中性点と地面を接続し、
地絡事故の電流を制御するための装置のことです。

この変電所は北東から反時計まわりに見てみたいと思います。
中沢線の西側で複導体の送電線が引き込まれていますが、
これは中東京幹線です。
信濃川発電所から来る送電線で、
水力発電所が発電の主流を占めていた時代は最重要幹線でした。
今でも重要幹線ですが、
容量的に不足気味になっているので、
一部区間で、27万5千ボルトから50万ボルトに増強しています。

中東京幹線の引き込み部分です。
横にマイクロ波アンテナが見えます。

中東京幹線も計器用変成器、断路器、遮断器が並んでいますが、
遮断器は古い空気遮断器を使っています。

変電所中央部にはコンデンサと直列リアクトルがあります。
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