新野田変電所と新京葉変電所15




今度は北総鉄道小室駅南西にある新京葉変電所に向かいます。
駅を降りると先ず見られるのが、房総線です。


房総線は2回線4導体の50万ボルトの送電線です。
房総線は東京電力初の50万ボルト送電線で、
昭和48年に送電を開始しました。
昔の送電系統の名残か起点が新京葉変電所で、
終点が房総変電所になっていますが、
電気の流れは逆です。


そして、房総線の西側では2つの送電線が通っています。


左側の2回線4導体が新野田変電所の所で出た新京葉線です。
右側の同じく2回線4導体は印旛線です。
両方とも50万ボルトです。
50万ボルトの送電線が新野田線しかない新野田変電所に比べると、
新京葉変電所は超高圧送電線を多く引き込んでいます。
つまり、「最大出力が最高=最重要な変電所」とは必ずしも言えない訳です。


これら3路線は・・・、


新京葉変電所の北側の門型鉄構に引き込まれています。


超高圧線引き込み下はガス絶縁開閉装置です。その前に調相設備があります。
超高圧線の開閉関係はすべてGIS化されています。
また、地中線で分からないのですが、
新豊洲変電所に繋がっている新豊洲線も、
このガス絶縁開閉装置から出ているのだと思われます。
新豊洲線は地中送電線では珍しい2回線50万ボルトの送電線で、
3回線27万5千ボルトが多い東京電力の地中送電線では異質です。
なお、新豊洲線の終点、新豊洲変電所はゆりかもめの新豊洲駅前にあり、
特徴的な大型の建物になっています。


変電所西側から見てみます。
新京葉変電所は東京電力で一番最初に出来た超高圧変電所で、
昭和47年に完成しました。
変圧器は北側に3台、中央部に3台、南側に4台の計3ヶ所・10台あり、
北側の3台の変圧器(写真左)は、
50万ボルト/出力150万キロボルトアンペアの超高圧用になっています。
これら3台はガス絶縁開閉装置に接続されているので、
電線を引き込むブッシングなどを見ることが出来ません。
超高圧送電線の電気はガス絶縁開閉装置を通り、
この3台の超高圧用変圧器で変圧し(50万ボルト→27万5千ボルト)、
写真右側の在来部分末端にある、
ガス絶縁開閉装置に送られます。


変圧器の横ではガス絶縁開閉装置が接続されています。


超高圧用変圧器は相毎に分かれているタイプです。


在来部分のガス絶縁開閉装置は本当に末端部分だけで、
あとは、従来の計器用変成器、避雷器、断路器、遮断器になっています。

新野田変電所と新京葉変電所16

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