江東変電所と葛南変電所1

今回は江東変電所と葛南変電所の特集です。
両変電所は東京から近く、
いずれも東京メトロ東西線沿線なので行きやすい変電所です。
ただ、両変電所及びその周辺の変電所はGIS化されていて、
変電所としての面白みはあまりないと思います。
両変電所とも新京葉変電所からの江東線から受電しています。
江東線は送電ファンでなくてもご存知の方もいるほど有名な送電線です。




今回は江東変電所と葛南変電所、
それと小松川変電所と下総変電所の特集をします。
架空送電線は殆ど古い路線で、
新しい送電線は地中化されています。
そのため、上の図以外にも地中送電線がかなりあると思います。


いきなり鉄塔の写真ですが、
これは江東線48号鉄塔です。
一番上の2導体2回線が江東線で、
中段の2回線が船橋線、一番下の2回線が藤崎線です。


江東線48号鉄塔から下の船橋線、藤崎線は分かれ、
次の船橋線11号鉄塔で地中に引き下げます。


引き下げた下は葛飾変電所です。
葛飾・・・って言っても東京都葛飾区ではなく、
千葉県船橋市の葛飾です。
「葛飾」は結構広範囲の地域を指していて、
千葉県西部から東京都の東部、
そして、埼玉県の南東部に渡っています。
船橋市の葛飾はその葛飾地区の中心地と言うことになります。
東京電力は「葛飾」が好きなのか、
「葛○変電所」とか「○葛飾変電所」とか「○葛変電所」と言う変電所が多いです。
葛飾変電所はただの配電用変電所ですが、
京成電鉄の送電線がこの変電所から出ています。


地中から送電線を引き上げ、
断路器、遮断器、鉄構上の断路器を通り、
変圧器に向かいます。


遮断器は油入り遮断器です。
碍子部分が緑色で、根元が橙色なので目立ちます。


変圧器は上にNR中性点接地抵抗装置のようなものが取り付けられています。


変圧器の後ろに高圧開閉装置があります。


葛飾変電所から出ている京成電鉄の送電線はCVTケーブルの2回線になっています。
地中で船橋線から分岐した送電線は、
写真右側の管型母線を通り、
また地中に引き下げた後、
左の門型鉄塔で引き上げて、京成電鉄の架線柱に接続しています。


京成電鉄の送電線が接続する架線柱は、
鉄柱3基ワンセットで組まれています。
この後京成電鉄の送電線は、
京成電鉄の架線柱に併架となり、
京成上野駅方向に向かっています。
この送電線は東中山〜京成西船間にある京成東中山変電所に繋がっています。


船橋線と藤崎線は葛飾変電所で終わりでなく、
この下総変電所に繋がっています。
しかし、地中線なので、地上からでは接続状況が分かりません。
また、この変電所は他にも下総線と花総線を引き込んでいるのですが、
こちらも地中線なので、接続状況の確認は出来ません。
下総変電所の1次側に接続している送電線は全部地中線と言うことになります。


下総変電所の西側の入口の看板は「東京電力船橋センター」になっていて、
北側の入口の看板は「東京電力京葉支社別館」になっています。
「下総変電所」と言う看板は全く出ていません。
下総変電所の敷地の殆どは船橋センターと京葉支社別館の建物なので、
仕方がないのかもしれません。


で、この変電所は最悪の位置にあり、
土地が周囲より高い位置にあるため、東西方向からは全く見えないだけでなく、
北側は船橋センターと京葉支社別館の建物が立ちはだかり、
南側は自動車専用道路の京葉道路の防音壁が変電所敷地に張り付くように通っているため、
周囲の道路から変電所の様子を見ることが出来ません。
どうしましょう・・・。折角来たのに・・・。

江東変電所と葛南変電所2

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