新多摩変電所と西東京変電所10




場所は変わりまして相模原市の橋本変電所です。
先ほどの由木線や長沼線が接続されている変電所です。


変電所事務所(東京電力相模原支社橋本別館)の建物東側にマイクロ波アンテナがあります。
なんだか緑のネットを付けているのですが、
塗装工事でもするのでしょうか。


変電所事務所(東京電力相模原支社橋本別館)の建物南側には、
練習用配電線が3本あります。


橋本変電所の正門は変電所敷地西側にあります。
正門近くで引き下げている送電線があります。


この送電線は都留線で、
谷村(やむら)水力発電所(厳密に言うとその隣の谷村変電所)から来ている送電線です。
都留と言うのは地方名で、
都留市は元々「谷村町」と言う地名だったので、
この送電線が「谷村」線でもおかしくないのですが、
谷村水力発電所と駒橋水力発電所を結ぶ送電線を「谷村」線にしてしまったので、
仕方なく、「都留」線にしているのだと思います。


谷村線後にある一番西側の変圧器です。
橋本変電所は半GIS変電所のため、
変圧器の母線は地中から引き上げています。
そのため、鉄構は避雷線と、中性点接地線のみになっています。


変電所中間地点にあるガス絶縁開閉装置です。
北側の二次側鉄構(6万6千ボルト)から出ている送電線(由木線を除く)以外は、
このガス絶縁開閉装置に接続されています。
都留線も地中引き下げ後、ガス絶縁開閉装置に接続されています。


そして、北西の方に行くと、
二次側の鉄構があります。
この鉄構は塗装がすっかり落ちていて、
下の錆止め塗装がむき出しになっています。
普通ここまで塗装が剥げると再塗装すると思うのですが、
「していない」と言うことは二つのことが考えられます。
1、環境調和のため、わざと茶色の錆止め塗装をむき出しにしている。
2、近々GIS化して撤去するので、単にほったらかしている。
2じゃないことを祈るのですが・・・。


その二次側鉄構下です。
横母線は2回線分しかなく、
母線下に断路器が二列あります。
あとはガス絶縁開閉装置に任せているのだと思います。


各送電線引き込み部は、
先ず断路器を挟んで、
ガス遮断器になります。
ガス遮断器は何れも小型です。


なお、引き込み下の断路器手前に計器用変成器があるのですが、
これも小型で可愛らしいです。


2次側鉄構から7路線の送電線が出入しています。
かなり圧巻です。
鉄構は西側4区分と東側3区分に仕切られていて、
それぞれ1区分毎に1路線が出ています。
なお、鉄構付近の送電線は位置が低いため、
変電所すぐ北側を通る道路には「上部送電線に注意」の横断幕があります。

新多摩変電所と西東京変電所11

川柳五七の電線のページ1Rへ戻る

川柳五七の電線のページトップへ

たわたわのぺーじトップへ